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世界的な株価の地盤沈下とマネーフロー

03 10, 2009

03月10日 12:01 世界的な株価の地盤沈下とマネーフロー



「(米経済は)崖から転落した」―――米投資会社バークシャー・ハザウェイを率いる著名投資家のウォーレン・バフェット氏は、CNBCとのインタビューで厳しい景気認識を示した上で、「今から5年後には米経済が良好に機能しているとことを保証する」と述べ、長期には楽観的な見方を維持していることを明らかにした。

「崖から転落した」との表現を使った要人はこれで3人目。 まずキング英中銀総裁が2月26日の議会証言で世界の経済情勢について「昨年10月と 11月に崖から落ちた」との見方を示し、続いて須田日銀審議委員が3月4日の講演で日本経済について「崖から深い谷に転げ落ち、霧の濃いぬかるみの中をさまよっている状態にある」と指摘していた。

ウォーレン・バフェット氏は3人目となるが、同氏は昨年10月17日付けのNYタイムズの論説で「コマドリが鳴くのを待っていたら春が終ってしまう」、「現金を溜め込んで模様眺めしないで、今すぐ保有株式を増やせ」などと米国株の強い買い推奨を行っていただけに、昨秋以降の世界経済の落ち込みが如何に急激であったかを示しているといえよう。

筆者は当レポートで無謀にもウォーレン・バフェット氏のNYタイムズの論説を取り上げ、「バフェット氏はいつまでも待てるだけの余裕があるが、大半の投資家にはその余裕はない」、「コマドリは冬には鳴かない」との見解を示したことが思い出される。 その根拠は、金融危機の第二幕は実体経済の悪化に伴う資産デフレの深刻化を招くといわれていたからである。

つまり、信用収縮に伴う悪影響が実体経済面へ波及し始める局面であり、こうした状況下ではデフレ圧力が増大するため、実体経済には需給ギャップ(需要と供給の差)が生じることになる。 事実、世界の経済情勢を反映する日本の鉱工業生産は、つるべ落としのように急激に落ち込み、貿易・サービス収支は1 月まで4ヶ月連続の赤字で85年1月以来最大(⇒昨日発表の1月の経常収支は13年ぶりの赤字)となるなど、縮小均衡圧力が加わっている。 

アジア開発銀行が昨日発表した報告書によれば、世界で2008年に消失した金融などの資産は50兆㌦に達したとしているが、足下では株価が底割れしており、消失額は増大の一途を辿っていることになる。 為替マーケットでは、世界経済の縮小均衡に伴うマネーフローの本変調やリスクマネーの収縮が相対的な米ドル高を促す構図となり、米ドルはほぼ全面高の展開が続いている。

ドルの総合的な実力を示すFRB算出の実効為替相場(FRBインデックス)は、86.41と昨年3月に示現した史上最安値69.17から24.9%の上昇となり、2005年12月以来のドル高水準に達している。

「米景気循環とドル相場の関係」のフローチャートは、米景気が軟調な状況下では主に2つの経路によるドル高を示しているが、外部要因では膨大な短期ドル建て債務を抱える新興市場国による借換や返済などのドル需要に加え、自国通貨防衛の外貨(非ドル通貨)売り・自国通貨買いが米ドルの上昇を促す格好となっている。

足下では経済のグローバル化により、景気循環の同期化が一段と進行しており、米景気の悪化は世界景気の悪化とリンクし、相対的に米ドル高が促される要因となってくる。 (米経済指標が悪化している状況下でも米ドルは堅調を維持している)

こうした観点からは、米ドル安が促されるのは世界経済が回復の兆候を見せ始める局面(⇒主要中銀は超緩和的な金融政策を引き締め方向へ転換する)となり、ドルキャリー・トレードを主体とするリスクマネーの活性化により、広範なドル安が進展することになろう。

但し、これは世界経済にとってベストシナリオの「良いドル安」であり、リスクシナリオとして米国市場のトリプル安を促す「悪いドル安」の可能性も念頭に置いておく必要がありそうだ。

米国株全体の動きを示すベンチマーク(運用評価の目安)のS&P500種株価指数は、NYダウと同様に約12年ぶりの安値水準へ下落している。

CMEのS&P50株価指数先物市場では、ファンド筋が7週連続で売り越し、その額は増大している。 サブプライムローン危機を逸早く指摘し、金融危機の予測で有名になったルービニNY大教授は、S&P500が600以下へ下落すると予測しており、昨日の終値676.53からは 11.3%の下落が想定されることになる。 当面のリスクイベントでは、今月末を期限とする米自動車大手救済問題や4月末に公表される主要米銀19行に対するストレステスト(健全性審査)が挙げられ、「最悪の事態織り込み」と「政策催促」の両面からトリプル安のリスクが高まる可能性には留意したい。

(3月10日 11:40記)
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